時間とはいのちなのです。そしていのちは心の中に宿っているのです。そして、人間がそれを節約しようとすればするほど、ますますいのちはやせ細っていくのです。 『モモ』
時間を節約すればするほど、命はすり減って行くということ???
そうなんですよね・・。時間管理とか、時間の節約とか・・
バサバサした考え方で、人生が豊かにならないですよね・・。
時間とは命である・・ということを本当に理解するために
時間の過ごし方を考えてみると、
A. 時間に追われて、1分1秒を惜しまず、充実した時間であるが、ロボット的
B. 時間などを気にせずに、アバウトで、おおらかに過ごして行く
どちらが、豊かな人生を過ごせるでしょうか・・・。
文明が発達した国は、ほとんどがAのような過ごし方ですね。
もちろん、日本の会社生活は、凄まじいロボット的な生活を強いられています。
Bは、島の人々、田舎の人々、原住民などの過ごし方になります。
本当は、Bのように、時間を気にせずに、アバウトで、おおらかに過ごす方が豊かなはずです。
しかし、Aのように、過ごしていかないと、文明社会では、生活ができないのです。
なぜ、時間に追われて生活をしなければいけないのでしょうか?
やはり、何かに成功しなければいけない、それでないとお金が入って来ない、家のローンも支払わなければ行けない・・・ということで、すべてが、お金がないと生活できないからです。
島の人々、田舎の人々、原住民などは、土地があるので、ローンも必要ないし、毎日の食のことだけを考えていれば良いことになります。
南の島だったら、バナナもあるし、マンゴーもあるし、ココナツもあるし・・食の危機もありません。これは、豊かですよね。
文明社会では、バナナもマンゴーもお金を出して買わなければいけない・・。お金が必要なのです。
つまり、私たちは、お金のために、大切な時間を費やしているのです。大切な命を差し出しているのです。
お金を得るためにか・・・。
つまり、仕事をして、時間を費やして、大事な命を仕事のために使っているということか・・・。
100年間長生きする人は、100年という時間、つまり100年の命がある。
80年間普通に生きる人は、80年という時間、つまり80年の命がある。
確かに、時間は、命でありますね。
時間をなんのために使っていますか?ということは、
命をなんのために使っていますか?と同じですね。
ということで、ほとんどの人が命、時間をお金を得るために使っている・・
という、あたりまえなんだけれど、おそろしや・・ということがわかるのです。
時間を節約しない豊かな時間の過ごし方
時間の効率化とか、スキマ時間を利用してとか・・
何かを達成するためには、良いことなのですが、結局、何かを達成しても、
人生は豊かにはならないのです。
むしろ、疲れたり、無理して、病気になったりとか・・
毎日、時間を節約して、ガサガサ生活して、何を達成しようというのか・・。
何も残らないというのが、本当のところです。
しかし、時間管理をして、何かを達成することが良いことのように思われていますし、
学校でも、会社でも、時間効率が大事とか・・言っていますので、怒られてしまいそうです。